凡人

社会人1年目のなんの趣味も特技もない凡人の気まぐれ

3.11

皆さまお久しぶりです。

凡人です。

 

3.11

9年前の今日、私はまだ中学生でした。

この日のことをはっきり覚えています。

当時私は腕の骨に腫瘍があると言われ、最初に行った病院では癌の可能性が高いとして、腕にメスを入れて骨の細胞を取って検査する必要があると言われました。

腕とはいえ、傷が残ることを気にした親がセカンドオピニオンを申し出てくれ、がんの専門の病院で再度検査をうけることになりました。

その二つ目の病院で検査を受け、血液検査をするのに針を刺そうとした瞬間、地震が起こりました。

関西在住なのでそれほど強い揺れでもなく、ただの地震と思い、針を刺す前でよかったね、と看護師さんと笑いながら話していました。

血液検査が終わって待合室で結果を待っている時、テレビに写っていたのは衝撃的な映像でした。

街が洪水で水没していました。初めてみる光景に頭が真っ白になり、言葉が出ず、震えが止まりませんでした。

母もこの日になると毎年、あんたのあの震えてる体と怯えた顔が忘れられないと言います。

当事者ではない私がこれほど怖い思いをしたのであれば、被害者の方達の恐怖は測り切れません。

いつ起こるか、どの程度なのかもわからない地震に私たちは備えるしかありません。

そして、被害に遭われた方の少しでも力になれるよう、私もできることをしていきたいと思っています。

 

ちなみに、セカンドオピニオンの結果、血管腫という良性の腫瘍で経過観察で今まで来ています。

 

私ごとの話になってしまいすみません。

ではまた。

凡人